断熱ワークショップ@千葉商科大学

スクール事業

実施年 2022年8月31日〜9月1日
場所 千葉商科大学(千葉県市川市)
構造規模 RC造 97㎡
用途 教室

千葉商科大学は環境保全に貢献するため「自然エネルギー100%大学」を目指しており、現段階においてほぼ達成している。その取り組みの一環として「エコキャンパス」を謳い、校舎などの建築にも様々な要素を取り入れている。今回、大学内の学生団体「SONE:自然エネルギー達成学生機構」が中心となって、よりエネルギー消費の少ない教育環境を目指し、教室を舞台にDIYによる断熱改修ワークショップが企画され、実施運営をエネルギーまちづくり社が行った。大学内では全国初とされる。
ワークショップでは学外含めて多くの学生が集まり、具体的な作業としては、教室内の外皮のほとんどを占めるアルミサッシ部をキット化された木製サッシで二重窓とし、コンクリートままの外壁面に断熱材を入れ木板張りとした。ワークショップは地元工務店の協力とともに行われた。
ワークショップの大きな成果は断熱による室内環境の変化を体感できることである。その意味において、教育機関で実施されたことは意義深いと考えられる。またこれから住宅のみならず、公共建築においても断熱の重要性が示された。