福知山パッシブハウス
注文住宅 個人邸
竣工年 | 2022年 |
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設計監理 | 株式会社エネルギーまちづくり社 |
構造設計 | 有限会社石山建築研究所 |
施工 | 西田工業株式会社 |
場所 | 京都府福知山市 |
構造規模 | 新築 木造2階建 木造大型パネル工法(耐震等級3) 延床面積197.93㎡/59.87坪 |
断熱性能 | 暖房需要:14.0kWh/(m2a) 年間冷房&除湿需要:20.5kWh/(m2a) 50PA時の漏気回数:0.2/h 垂直投影面積に対する再生可能エネルギー総エネ量:27kWh/(m2a) |
用途 | 一戸建ての住宅 |
認定 | 低炭素認定取得、設計性能評価取得、建築性能評価取得、 パッシブハウス認定取得(ID: 6985) |
福知山パッシブハウスはクライアントの勤め先である西田工業が、福知山での事業として民間の住宅開発を進める上での、ベンチマークとして考えられたプロジェクトである。福知山における西田工業は公共建築などを多く手掛け、現在は大阪での仕事が多いが、地元での仕事も増やしていきたく、京都に比べても冬が厳しく、夏も暑い福知山でのエコハウス事業を構築したいと考えている。世界最高水準のパッシブハウスを建てることで端緒としたい。
南側に大きく庭が取れる恵まれた敷地にこの住宅を建てることとなった。
ご家族は3人のお子さんとご夫婦の家族である。1階に広いリビングダイニングを設け、そのリビングから、2階へと階段が続き、水回りと寝室が並ぶ。いずれの階も北側にサービスゾーンが設けられている明快なプランニングとなった。日射取得のため、高効率なガラスの木製サッシ、第1種熱交換換気扇+エアコンのゼンダーの設備を取り入れた。屋根の形態は片流れで、北側にはロフトスペースを設けた。外壁は杉の板張りで日射コントロールのために、庇、袖壁を出し、外付けブラインドで日射コントロールを行う。