学校断熱改修推進プロジェクト
公共建築
近年普通教室へのエアコン設置などの対応が進んでいますが、実際は断熱化など本来建築として有るべき性能が満たされておらず、冬は寒く、夏は暑い、という学習環境の悪化や、光熱費の高騰などが各自治体の課題となっています。
本プロジェクトは、全国6地域(北海道真狩村、山形市、長野県塩尻市、東京都世田谷区、岡山県美作市、大分市)で「内窓+断熱」を施工した改修教室と未改修教室を用意し、その効果や消費エネルギー計測のデータを1年間比較した実証実験プロジェクトです。(YKK AP株式会社・東京大学大学院前研究室・株式会社エネルギーまちづくり社共同事業)
学校だけではなく全国の公共建築物の断熱強化、ZEB化、LCC検討への布石となるようプロジェクトで得たデータは今後も情報共有を進めていきます。

断熱改修標準モデル
- 1. 内窓の設置
既存の外窓の内側に樹脂製の高性能内窓(Low-E+強化ガラス)を設置し、冬季は室内の熱を保持し、夏季は日射熱の侵入を抑制します。 - 2. 天井の断熱
最上階の天井の断熱が不足あるいは無いため、夏季には日射が多く侵入し、冬季には対流で多くの熱が逃げていきます。断熱材(高性能GW200mm)を設置することで熱の流出入を防ぎます。 - 3. 壁の断熱
天井と同じく、外気の影響を受けやすい屋外に面した壁に断熱材(フェノールフォーム50mm等)を施工することで、外気の影響を受けにくくします。 - 4. オンデマンド換気の整備
換気扇に連動したCO₂センサーを設置することで、室内の二酸化炭素濃度を適切に管理し、必要時のみ換気を行うことで空気質を保ちながら省エネを図ることができます。




関連情報サイト:学校建築脱炭素研究会https://sites.google.com/maelab.arch.t.u-tokyo.ac.jp/shcool-datsutanso/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
学校建築脱炭素研究会では、学校建築の建設・運用・廃棄全般における脱炭素化の推進につながる様々な活動に関する情報共有の場となるべく運用しています。
過去にシンポジウムを何度か開催しており、プロジェクトに関する情報も発信しています。
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