東京都中央区 新築建築物の省エネルギー化の促進に向けた基礎調査委託
自治体のエネルギーコンサルティング
「ゼロカーボンシティ中央区宣言」による脱炭素化に向けた取り組みの一環として、区内のZEB・ZEH化を誘導してくことを目標とした施策の構築や制度の見直しを検討していく上での現状の把握や課題整理のための6つの基礎調査を行った。
- 区内の新築建築物における省エネ基準適合状況の把握と要因分析のための特性調査
過去8年間に区へ提出された建築物エネルギー消費性能確保計画のデータ、新築建築物の基礎情報(用途、延面積等)のデータを収集・分析を行い、都心区においての省エネルギー化と新築建築物の特性を調査した。 - 中小規模におけるZEB化概略設計における課題整理と導入モデルの検討
特性調査を踏まえて仮想敷地を設定し、ZEB水準となる建物のモデル仕様を見出すたの概略設計を行い、指標の異なるシミュレーションソフトを用いてZEB水準を目指す場合の課題を抽出した。 - ZEB・ZEH化に関する意向把握と体制づくりに向けた課題整理のための設計事務所向けヒアリング
区で業務実績のある設計事務所、開発事業者等に、ZEB・ZEH普及に関するヒアリングを行い、普及のための要点整理、施策立案の必要性判断の観点も含めた課題を整理した。 - ZEB化意向把握と取組の促進に向けた課題整理のための中小ビルオーナー向けヒアリング
個人と法人の中小ビルオーナーに対して所有建築物のZEB化に関する意向調査を行い、取組の促進に向けた課題とそれに対する対応策を抽出した。 - まちづくり組織と脱炭素化に関する意見交換
地域で活動しているまちづくり組織に対して脱炭素化の要点を解説し、脱炭素に関する地域住民の意識啓発や地域連携について意見交換した。 - 地域冷暖房供給施設の運営実態把握と事業の充実に向けた課題整理のための地域冷暖房事業者向けヒアリング
区内の地域冷暖房施設の運営事業者へのヒアリング等により、運営実態の把握、供給エリア内の接続拡大の可能性、供給エリア内外の省エネルギー化に果たす際の課題などを整理した。
シミュレーションにおける仮想モデル